エアコン2027年問題で値上がり?買い替えるべき人・補助金・室外機の落とし穴

家づくりの考え方

こんにちは、コンパスマムです。毎日暑いですね……。わが家はエアコンがフル稼働中です。

さて、この時期によく聞くのが「暑くなってきたからエアコンをつけたら、動かなかった」という悲しい出来事。エアコンの故障が発覚するのって、たいてい「久しぶりに使う夏の初め」なんですよね。今日はそんなエアコンのお話。実は今、買い替えを考えている人に知っておいてほしい「2027年問題」というものがあるんです。

「夏に壊れる」が一番つらい理由

夏のエアコン故障、つらい理由は暑さだけではありません。

先日、私の知り合いもリビングのエアコンが突然壊れて、急遽買い替えることになったのですが——広いリビング用のエアコンって、工事費まで含めると30万円近くが一気に飛んでいくことも。急な出費としてはかなりの痛手です。

しかも夏は取付業者さんが大忙しで、なかなか捕まらない。「買ったのに取り付けは2週間後」なんてことも珍しくありません。真夏にエアコンなしの2週間、想像しただけで汗が出ますよね。

だからこそ、本格的な夏が来る前に一度エアコンを動かして「試運転」しておくのがおすすめです。冷たい風がちゃんと出るか、変な音や匂いがしないか。これだけで「真夏に突然エアコン難民」のリスクをぐっと減らせます。

エアコンの「2027年問題」って?

そしてもうひとつ、今エアコン選びに影響しているのが「2027年問題」です。

2027年4月から、国の新しい省エネ基準を満たさないエアコンは製造・販売ができなくなります。省エネ性能が上がるのは良いことなのですが、実はこの新基準、お手頃価格のスタンダードモデルの多くが満たしていないんです。

つまりこの先、安い価格帯のエアコンはだんだん市場から姿を消していくことに。すでに買いだめや駆け込み需要で、お手頃モデルが品切れになっているお店も出てきています。全体としては数万円の値上がりになる、という見方が多いようです。

買い替えた方がいい人、今のままでいい人

「じゃあ急いで買い替えなきゃ!」と焦る必要はありません。今使っているエアコンは、これまで通り使い続けてOK。あくまで「これから作って売るエアコン」のルールだからです。

整理すると、こんなイメージです。

早めの買い替えを検討したい人:

  • 使用10年以上で、そろそろ寿命が心配な人
  • 最近調子が悪い(効きが弱い・変な音がする)エアコンがある人
  • 「高機能はいらないから、お手頃なモデルでいい」という人

今のまま使えばいい人:

  • 購入から5年程度で、調子よく動いている人
  • もともと省エネ性能の高い上位モデルを使っている人

ポイントは、寿命が近いなら「お手頃モデルがまだ買えるうち」に動くこと。そしてできれば「壊れてから慌てて買う」ではなく、業者さんに余裕のある春や秋に計画的に交換すること。同じ商品でも、選べる余裕があるかどうかで満足度は大きく変わります。

買い替えるなら補助金もチェック

買い替えを決めたら、お住まいの自治体の補助金も忘れずにチェックしてみてください。

実は今、省エネ性能の高いエアコンへの買い替えを支援する自治体が増えています。例えば東京都は「東京ゼロエミポイント」で最大数万円分の支援、他にも独自の助成を行う市区町村があります。

例えば福岡市では、今年度「省エネ家電買い換え促進事業」が始まる予定です。今年6月18日以降に市内の店舗で購入した、新しい省エネ基準(2027年基準)を満たすエアコンへの買い換えが対象になる見込みで、申請受付は8月上旬から。「壊れて買い替えたけど、申請はこれから」という人も、対象期間に入っていれば間に合うかもしれません。

補助金は年度ごとに内容が変わり、予算がなくなり次第終了することも多いもの。買い替え前に「お住まいの自治体名+エアコン 補助金」で一度検索を。最新の情報は必ず自治体の公式サイトでご確認くださいね。

室外機の「置き場所」も、交換費用に効いてくる

最後に、家づくり中の方に知っておいてほしい話をひとつ。

エアコンの取付工事費は、配管が長くなるほど少しずつ上がっていきます。標準工事でカバーされる配管の長さを超えると、延長分は追加料金。室外機がエアコン本体から遠いほど、費用はかさんでいくんです。

ここで思い出してほしいのが、新築のときによくある「室外機はなるべく見せたくない」という計画。お気持ちはとってもよく分かります。家の顔になる場所に室外機がドン、は避けたいですよね。

でも、見た目を優先して室外機を家の裏側やベランダの奥、本体から遠い場所に置くと——10年後の買い替えのとき、その配管の長さぶん、ずっと追加費用がついてまわることになります。

もうひとつ、新築でよくある「先行配管(隠蔽配管)」にも注意点があります。配管を壁や天井の中に通しておく方法で、外観がすっきりする人気の計画なのですが——配管の勾配がきちんと取れていないと、結露水がうまく流れず、数年後に配管の中に水がじわっと溜まっていた、というケースが実際にあるんです。気づいたときには壁や天井にシミが……なんてことも。先行配管を選ぶなら、勾配の確保まで含めて、施工がしっかりしている業者さんかどうか確認を。「すっきり見える」の裏側には、それなりの施工品質が必要なんです。

エアコンは10年前後で買い替えがやってくる「消耗品」。新築のときは、見た目だけでなく「将来の交換のしやすさ」も一緒に考えてあげると、未来の自分がちょっと楽になります。室外機の置き場所も、立派な間取りの一部ですね。

まとめ

  • エアコンの故障が発覚するのは夏の初め。本格的な夏の前に試運転を
  • 2027年問題で、お手頃モデルは品薄・値上がり傾向。寿命が近いなら早めの計画を
  • 今のエアコンが元気なら、慌てて買い替える必要なし
  • 買い替えるなら自治体の補助金チェックを忘れずに
  • 室外機の置き場所は「見た目」と「将来の交換費用」のバランスで

家も家電も、「壊れてから考える」より「壊れる前にちょっと備える」。ズボラな私でも、これだけは声を大にして言いたいのでした(笑)。

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