乾太くんはどこに置く?「高すぎて後悔」しないための設置高さと納まりの話

こんにちは、コンパスマムです。

前回までの記事で2回も予告した、乾太くん(ガス衣類乾燥機)の取付位置の話。お待たせしました。

先に白状しておくと、わが家はマンションなので乾太くんは使っていません。

でも、仕事では設置されたお家をたくさん見てきました。

そして「一戸建てを建てるなら絶対つけたい」と本気で検討している一人として、今日は取付位置にしぼって書いてみます。

ネットで一番多い後悔は「高すぎた」

乾太くんの後悔をSNSやブログで調べてみると、圧倒的に多いのがこれです。

「高い位置につけたら、使いにくかった」

乾太くんは意外と奥行きがある機械です。

高い位置に設置すると、こうなります。

  • 奥のほうが目に入らない
  • 奥の靴下に手が届かない
  • 結局、踏み台を出してくる

踏み台を使えば取れます。でも、毎日のことです。

せっかく「洗濯を楽にする」ためにつけた乾太くんで、ひと手間増えたらもったいないですよね。

使いやすい高さの目安は、扉の中心が床から120〜130cmくらいと言われています。

洗濯機の上に置く場合は、高さをシミュレーション

一番省スペースなのが、洗濯機の上に専用台で設置する方法です。

面積を取らないのは大きなメリット。

ただし、洗濯機の上に載せるとどうしても高くなります。

踏み台なしで奥まで手が届くのは身長165cm以上が目安、という検証もあるくらいです。

ここで、私自身の話をさせてください。

私は160cmです。

乾太くんの高さは、だいたい68cmくらい。

縦型洗濯機の上に設置しようとすると、ちょうど140cmが乾太くんの下端になり、扉の中央は170cmくらいになります。

実際に開け閉めするシミュレーションをしてみると——やはり中が見えない、取り出せない。

だから「身長165cm以上なら大丈夫」という目安も、正解ではありません。

そして、ここにはトレードオフがあります。

  • 乾太くんを低くする → 下に入る洗濯機が限られる
  • 乾太くんを高くする → 洗濯機は自由に選べるが、手が届かない

大事なのは数字の目安より、わが家の洗濯機と自分の身長で、実際にシミュレーションしてみることです。

私の理想は「目の前に扉」が来る高さ

私が設計するなら、理想はこれです。

扉の中心が120cmくらいに来る高さ。

ちょうど目の前に扉が来て、開けたときに中まで見渡せます。

具体的には、カウンターの上に乾太くんを載せる形です。

  • 扉が目の前に来るので、奥まで見える・届く
  • カウンター下は、洗剤置きやランドリーボックスの定位置に活用できる
  • 洗濯物の「洗う→乾かす→畳む」が、立ったまま目の高さで完結する

ただし、正直に言うと弱点もあります。

この形は洗濯機と乾太くん、それぞれのスペースが横並びで必要です。

つまり、空間が大きくいる。

ランドリーの広さの考え方は前回の記事で書いたので、あわせて読んでみてください。

おしゃれな「家具組み込み」はアリ?

リンナイのカタログやSNSで見かける、造作家具にすっきり組み込まれた乾太くん。

かっこいいですよね。私も好きです。

「あれって問題ないの?」と気になって調べてみると、条件を守れば大丈夫でした。

  • 棚の耐荷重は60kg以上
  • 防火のため、本体の上面・左右に3cm以上のすき間を確保
  • 湿気を外に出す排湿管(外壁に穴)の計画が必須

そしてもうひとつ、私が一番大事だと思うのが「壊れたらどうなる?」問題。

乾太くんの寿命は10〜15年ほど。構造がシンプルで壊れにくい機械ですが、いつかは交換の日が来ます。

そのときに、本体を取り外せる納まりになっているか。

ぴったり造り込みすぎた家具は、交換のときに家具ごと壊すことになりかねません。

かっこよさと、10年後のメンテナンス性。両方をセットで考えるのが、後悔しない組み込みです。

費用も専用台よりかかるので、そこは予算と相談ですね。

まとめ

  • 乾太くんの後悔で一番多いのは「高すぎて使いにくい」
  • 使いやすい高さは、扉の中心が120cm前後
  • 洗濯機上は省スペースだけど高くなりがち。身長の目安より「わが家の条件」で実際にシミュレーションを
  • 理想は「目の前に扉」。カウンター置き+カウンター下収納は使いやすいが、広めの空間が必要
  • 家具組み込みは、耐荷重60kg・すき間3cm・排湿管・「交換時に外せる納まり」が条件

乾太くんは、つけるかどうかより「どこに、どの高さでつけるか」で満足度が変わる設備だと思います。

計画中の方の参考になれば幸いです。

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